美容最先端の街
ニューヨークでもひけを取らない
日系サロン事情

ニューヨークに暮らして９年目になる私ですが、
これまで頑に足を踏み入れてこなかった場所、
それが日系以外の美容院。
  
と言いますのも、周囲で
  
「カットが数万円もする有名スタイリストにきってもらったのに、
お菊人形のようなスタイルにされた！」
  
「日本人のスタイリストが頭の形を
カバーするようにカットしてくれていたのに、
アメリカ人のスタイリストに頼んだら頭の大きさが倍になった！」
  
など恐怖の体験談を聞くことが少ないのです。
    
ニューヨークには
数多くの日系のヘアサロンがあります。

私がずっとお世話になっている日系サロンも
日本人はもちろん、日本人以外のお客さんも多いそうです。
  
日本人の手先の器用さ、技術の正確さ
サービスの繊細さ、センスの良さ、どれを取っても
ニューヨークのサロンにひけを取らないのではないでしょうか。
    
実は先日仕事で、
初めて米系のサロンで体験取材をしてきました。

近頃ニューヨークでブームになっているブローバーという、
カットやカラーなどはせずブロー専門のサロンです。
    
雑誌等でも取り上げられる話題のサロンですが、
担当者は美容学校を出て２年足らず、
日本ならばまだ当分はシャンプーをしているのでは？
と思うような新人さんでした。
  
残念ながら、そのサロンにもう一度行くことはないだろうな、
と思ってしまう仕上がりで、
日系サロンへの忠誠を新たに誓うこととなりました。
  
また、最近では日系のネイルサロンも店舗数を増やしています。
  
ニューヨークにはブロックごとに
ネイルサロンとドライクリーニングがあると言われるほどなのですが、
これらのサロンでは単色か、せいぜいフレンチネイル程度でした。
    
これまでにニューヨークでは馴染みがなかった、
カルジェルとよばれる技術や、
繊細なネイルアートは、日系のサロンの進出とともに
人気が高まってきています。
  
常日頃日本の美容師やネイリストさんたちは、
世界のどこに行っても仕事に困らない、と思っている私ですが
それは美容とファッションの
最先端の街ニューヨークでも例外ではないようです。
  
—————————————————-

—————————————————-