ライフスタイルマガジン「Kinfolk」
アメリカで近年「ヒップスター」と呼ばれる若者たちが、
新しいトレンドを作っていると言われています。
“既存の価値観ではなく、
自分たちが本当に良いと思う
上質なものに囲まれて丁寧に暮らす”ことを良しとする新しい世代。
特にニューヨークのブルックリンや
ポートランドといった地域に住み、
そこでビジネスを始めたり、
店を開いたりする人も少なくありません。
コーヒー、チョコレート、コスメ、
最近のニューヨークのトレンドも、
彼らが仕掛人になっていることが多いと言われています。
そんな中でも注目を集めている「Kinfolk」は、
2011年にポートランドに住む20代の夫婦と
その友人によってスタートしたライフスタイルマガジンです。
上質の紙を使い、ロンドン、ヘルシンキ、東京など
世界各地の個人経営のコーヒーショップ、レストラン、アパレルストアを紹介し、
アート性の高い写真とエディリアルデザインにより、
アメリカ国内はもとより日本でもファンが多いようです。
そんなKinfolkが新しく展開しているのが、
日本のパートナーと組んでデザインしたという、
彼らの世界観を伝えるオリジナルの雑貨や衣類を扱う
〈Ouur by KINFOLK(アウアー・バイ・キンフォーク)〉。
現在ニューヨーク、ロサンゼルス、東京の天王洲の直営店のほか、
新宿や青山を始めとするアクタスでも販売されています。
創設者であるネイサン・ウィリアムスは
もともと無印良品やビームスなど日本のテイストが好みだそうで、
シンプルながらも洗練されたデザインと
上質な素材のオリジナルのグッズにもそれが反映されています。
ミニマムなデザインで素材の良い商品を
リーズナブルに提供する無印良品やユニクロは
ニューヨークでもファンが多く、
無印良品の雑貨はMOMAのデザインストアでも取り扱われていますし、
ユニクロのカシミアセーターは筆者の周りでも
毎年買い足すというほど愛用している人が多いです。
日本の商品の影響を受けたヒップスターによる
ライフスタイルブランドKinfolkの日本上陸は、
日本文化の逆輸入とも言えそうです。
そんな日本のデザインとヒップスターの感性による新しいトレンドが、
今後益々世界の各都市に広がっていきそうです。
Kinfolk
http://www.kinfolk.com/
KinfolkLife
http://kinfolklife.com/
Actus
http://www.actus-interior.com/
The New York Times
http://www.nytimes.com/2014/04/27/fashion/kinfolk-magazine-the-martha-stewart-living-of-the-portland-set.html?_r=0
—————————————————-
ニューヨーク在住のライター
翻訳家/米国公認ホリスティックヘルスカウンセラー。
最新のダイエット、デトックス、美容情報に精通。
栄養学からファスティング、ワークアウト、ヨガ、オーガニック、
ナチュラルコスメ、ファッション、ライフスタイルまで
内面と外見をトータルでケアする記事を執筆。
ニューヨークで見つけた肌と体と心に効くことを気ままに綴る
ブログ:http://ameblo.jp/nydetox/
Facebook:https://www.facebook.com/nydetox
—————————————————-