ニューヨークの最旬ヘルストレンド
各国の発酵食品が大ブーム

日本でもその良さが見直されている発酵食品ですが、
アメリカでも今最も注目されるヘルストレンドの一つとなっています。
            
これまでアメリカで発酵食品といえば、
ヨーグルト、ケフィアなどの乳製品や、
生の野菜を瓶詰めにして
発酵させたサワークラフトが主流でしたが、
最近では各国の伝統的な食品や、
新しく発案された発酵食品がブームになっています。

            
アメリカ人はとにかくヨーグルトが好きなのですが、
特に最近の砂糖と小麦粉などに含まれる
グルテンを摂取しないというヘルスブームのおかげで、
朝食のシリアルをヨーグルトに変える人が増えています。
            

中でも人気があるのが、
グリークヨーグルトと呼ばれるギリシャスタイルのものです。
生産過程で数回水切りすることにより、
通常のヨーグルトよりも水分と糖分が少なく、
たんぱく質を多く含み、こってりとした食感が特徴です。

            
ここ数年で、グリークヨーグルトは
アメリカのヨーグルトマーケットのシェアの
大部分を占めるようになったと言われています。
            

一方でヘルスコンシャスなニューヨーカーの中には、
アレルギーの原因になることも多いと言われる
乳製品をカットする人も増えてきています。

            
そんな人たちのために、牛乳以外の豆乳、
アーモンドミルク、ココナッツミルクなどから作られた
ヨーグルトも次々と登場しています。
            

またここ数年で一般に浸透したのがキムチです。
            
韓国料理は、日本食や中華料理と比べて
それほどアメリカ人に人気のあるキュジーンではありませんでしたが、
発酵ブームとこれまでにないユニークな味わいで
数々のシェフが創作料理に取り入れるようになり、
その後一般にも人気が広がっていきました。

            
現在では大手スーパーマーケットの
ホールフーズマーケットでも数種類が販売されており、
サワークラフトと並んで
ヘルスコンシャスなニューヨーカーが冷蔵庫に欠かさない食品となりました。
  
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日本でも昔から多くの発酵食品が存在します。
これらはアメリカでどう捉えられているのか?
            

ニューヨークでの日本の発酵食品事情は
次回ご紹介したいと思います。

            
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Texted by 白石里美
ニューヨーク在住のライター
翻訳家/米国公認ホリスティックヘルスカウンセラー。
最新のダイエット、デトックス、美容情報に精通。
「心と体の健康なくして美は成らず」をモットーに
栄養学からファスティング、ワークアウト、ヨガ、オーガニック、
ナチュラルコスメ、ファッション、ライフスタイルまで
内面と外見をトータルでケアする記事を執筆。
ニューヨークで見つけた肌と体と心に効くことを気ままに綴る
ブログ:http://ameblo.jp/nydetox/
Facebook:https://www.facebook.com/nydetox

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