あの日の悲劇を忘れない。
映画で伝える思い。

東日本大震災が起きて4年が経ちました。
            
ニューヨークでも震災後毎年3月に追悼会が行われ、
多くの日本人はもちろん
ニューヨーク中の人々が東北の復興を祈りました。
            
同じく3月に開催されたのが、
世界中で作られた映画を上映することによって
世界平和を目指すNew York Peace Festivalです。
            
スクリーンショット 2015-03-25 11.07.03

今年は日本からも数本の作品が上映されました。
            
古並津陽監督の
「Listening to Fukushima 2013(福島をきいてみる)」は
福島県出身の女優佐藤みゆきさんが、
地元の方々にインタビューを重ね、
福島の今を伝える作品です。
            
そしてもう一本は黒沢明監督の
「Rhapsody in August(8月の狂詩曲)」。
            
夏休みに長崎に住む祖母を訪ねた4人の孫たちが、
長崎の街に残り戦争の傷跡や人々の話を聞いて
戦争に対する考えを深めていく…
            
原爆から70年経つ今年選ばれた同作品ですが、
黒沢明監督はニューヨークでも大変人気があります。
            
同作品も長崎の原爆に関して
誰かを責めたり保護したりすることなく、
戦争そのものの悲劇を見事に描き出した作品で
アメリカ人からも支持されている作品です。
            
文化や人々の思いが反映された映画は、
その国を理解するのに大きな助けとなります。
            
上記の2作品の他にも、
オープニングでは日本から
2本のショートフィルムが上映されました。
            
私も周囲のニューヨーカーたちから、
日本はあれからどう?とよく聞かれます。
            
様々な国の人々が暮らすニューヨークでは、
皆国際情勢に関心が高く、
4年経った今も皆日本の復興を気にかけています。
            
毎年このような機会をもうけることで
あの日の悲劇を忘れず、
その後逞しく生きている人々を応援し続ける…
            
東北から遠く離れたニューヨークで
皆そんな気持ちを持っています。
            
Three Japanese Films to Screen at New York Peace Film Festival
http://www.japanculture-nyc.com/2015/03/11/three-japanese-films-to-screen-at-new-york-peace-film-festival/

New York Peace Film Festival
http://www.nypeacefilmfest.com/#!2014/c10y0
            
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Texted by 白石里美
ニューヨーク在住のライター
翻訳家/米国公認ホリスティックヘルスカウンセラー。
最新のダイエット、デトックス、美容情報に精通。
「心と体の健康なくして美は成らず」をモットーに
栄養学からファスティング、ワークアウト、ヨガ、オーガニック、
ナチュラルコスメ、ファッション、ライフスタイルまで
内面と外見をトータルでケアする記事を執筆。
ニューヨークで見つけた肌と体と心に効くことを気ままに綴る
ブログ:http://ameblo.jp/nydetox/
Facebook:https://www.facebook.com/nydetox

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