クールで洗練された日本文化

京都で３００年以上続く日本茶専門店「一保堂（Ippodo）」が
初の海外支店として、昨年４月にニューヨーク店をオープンしました。

The Japan Timesによると
６０％を占めるという「Ippodo」のアメリカ人客は、
日本茶について熱心に学びたがるそうです。

同店は、ミシュランでも星を獲得し、
各レビューでも高評価を得ている
精進料理のレストラン「嘉日（Kajitsu）」に併設されています。

茶葉を販売するだけでなく、
テイクアウトを通してお茶の入れ方や、
奥深さを伝える事も目的にしているそうです。

また、マンハッタンでも若者に人気のある
ダウンタウンエリアにある「茶庵（Cha-an）」は、
日本家屋風の店内で丼や晩菜と共に日本茶を楽しめるカフェです。

気軽に本格的な日本食とお茶が楽しめると
ニューヨーカーにも人気があります。

さらに、The Japan Timesによると、
数年前にニューヨークの店舗を閉めた伊藤園も、
ニューヨークで新たな店舗のオープンを計画しているそうです。

アメリカ人は教養がある人ほど、他文化に興味を持ち、
その国の歴史や習慣を学ぼうとするようです。

特にニューヨークのような
知的好奇心の高い人が多く集まる場所では、
世界中のどこにいるよりも、
様々な国の本物の文化に触れることが出来ます。

その中でも、何百年と受け継がれてきた
日本の歴史に基づいた文化や習慣は、
アメリカ人にとって、非常に洗練されたものとして映るようです。

日本の白黒映画やモダンアートのように、
日本茶についても「クール」な日本の文化として、
今後アメリカで益々広がっていきそうです。

■Ippodo
http://www.ippodo-tea.co.jp/shop/ny.html

■Cha-an
http://www.chaanteahouse.com/site/index.html

■The Japan Times
http://www.japantimes.co.jp/news/2014/01/08/national/u-s-falling-for-healthy-green-tea-from-japan/#.U7rnRo15NqO

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