世界中のファッション関係者を
虜にする日本人デザイナー

今ニューヨーク のファッション関係者の間で、
特に評判が高い「Japanese Fashion」と言えば、
阿部千登勢(Chitose Abe)さんがデザイナーをつとめるsacaiです。
    
シャネルのデザイナーである
カール・ラガーフェルドも、
「sacaiは今最も面白いブランドだ」
とお墨付きを与えています。
    
sacaiのホームページによると
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1999年に子育ての傍ら、
5型のコレクションでsacaiをスタートする。
「日常の上に成り立つデザイン」をブランドコンセプトに、
普遍的でクラシックなアイテムを崩し、
素材・アイテム・パターン・スタイルなどの組み合わせや
エレガントな要素を加えることによって、
sacaiの考える新たなクラシックスタイルを表現する。
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引用ここまで
    
というsacaiのコレクションは、
ニューヨークの高級セレクトストアである
バーニーズニューヨークで販売されています。
    
ニューヨークの他にも
パリ、ミラノ、香港など世界中の有名セレクトショップで
取り扱われているそうです。
    
阿部さんはsacaiを立ち上げる以前は
コム デ ギャルソンでニットのパタンナーをしていたそうで、
特にユニークなデザインで繊細な作りのニットには定評があります。
    
ニューヨークでファッションエディターをしている
私の知人もsacaiの大ファンで、
毎シーズン彼女自身はもちろんお母様の分まで
何点かオーダーしているそうです。
    
「彼女の作るものは本当にユニーク！
クオリティも素晴らしいから、
一見奇抜に見えても長く着られるのよ」
と絶賛していました。

    
世界的にも最も有名な日本のファッションブランドである
コム デ ギャルソンで長年働いてきた阿部さんですが、
デザインするにあたって
「日本らしさ」は特に意識しないと言います。

    
Business of Fashion によると
    
「日本らしさというのは、
ある人達にとってはヨーロッパで商品を売る時に
重要なのかもしれませんが、
私にとってはそうではありません。
私の商品を販売している業者の多くは、
日本のブランドでは私だけを取り扱っている、
ということがそれを物語っていると思います。」
    
と語っており、日本のブランド云々ではなく
ユニークでオリジナルな商品だからこそ
世界のファッション関係者から
高い評価を得ているということなのでしょう。

    
現在日本で一番有名なファッションブランドと言えば
ユニクロが思い浮かびますが、
シンプルなデザインを大量生産するユニクロとは
対局にあるとも言えるのがsacaiかもしれません。
    
無理に「日本らしさ」を意識せずとも、
本当にクオリティの高い商品であれば世界中で通用する
sacaiの成功がそれを証明しています。
  
sacai
http://www.sacai.jp/
Business of Fashion
http://www.businessoffashion.com/chitose-abe
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