香港B級グルメ
朝食の定番はまさかの「出前一丁」!?
香港で日本の有名人といえば
去年コンサートで初来港した
福山雅治をはじめ数々の芸能人がいますが、
約30年間人気を維持している「清仔(チンチャイ)」は格別。
あの日清食品のインスタントラーメン「出前一丁」の坊や
なんと香港では清仔とよばれ
長年香港市民に親しまれています。
この清仔、トラムやバスの広告にも登場し
香港人で知らない人はいないほど。
1985年以降は香港に工場ができ
出前一丁は香港製造ですが
日本製の品質と味のイメージが根強い人気の理由。
スーパーマーケットの
インスタントラーメンコーナーは出前一丁が占領し
なんと全部で20種類あります。
香港かのバラマキ土産としても旅行者の間では人気のアイテム。
定番は「香港製造」と書いてあるオリジナル版。
日本風の九州とんこつ味や東京しょうゆ味
香港風のXO醤味とカレー味
さらには東南アジア風のサテー味やトムヤムクン味などもあります。
一袋4.4香港ドル(約70円)と
手軽なお値段なのでお土産に多めに買う人も。
かさばるのが少々難ですが、話題性があるのがポイント。
またカップに入った出前一丁は
オフィスのランチタイムに食べる人がいるほどの人気。
日本では夜食のイメージが強いインスタントラーメンですが、
香港では大手フードチェーンの
美心(マキシム)グループのカフェ部門をはじめ
多くの茶餐廰(チャーチャンテン、いわゆる香港の大衆食堂)の
B級グルメの朝ごはんメニューでは定番。
出前一丁にこだわりがありので、メニューにも記載。
もちろんごまラー油もついてくるので、
お好みで入れることができます。
朝食メニューは出前一丁の麺にたまごとソーセージ
またはランチョンミートと野菜が少し入って
25.50香港ドル(約300円)。
これは全部香港製造で日本では売っていないため
香港ミルクティーかコーヒーもついてきてこのお値段はお得。
また他の麺やでは
出前一丁は2香港ドル増しなど高級なのです。
スープやごま油は使わずに
焼き麺として調理する茶餐廰もあります。
香港でも日本のように鍋をすると〆に麺を入れるのですが
ここでも出前一丁の麺が登場します。
日本人にとっては
たまにムショウに恋しくなる出前一丁ですが
香港では日常生活の一部となっている出前一丁坊やは
なくてはならない存在なのです。
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香港在住のトラベルライター/通訳
ある時は秘境の地、アフリカのサファリでカバウォッチング、
またある時はバリ島のリゾートでカクテルを飲んでいたり、
エレガントにパリで美術館巡りなど
子連れで世界のいたるところに出没中。
趣味はマラソン、ズンバ、イラスト画、ウクレレ
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