日本風洋菓子のフランスでの評判は?
フランスの街を歩けば、
次々に、ケーキを並べたパン屋さんや
お菓子屋さんに出会います。
家庭で作られるシンプルな
ケーキやタルトも美味しいけれど
パティシエが手間をかけて作る
フランス菓子は美しくて味も格別、、、なのですが、
日本人にとっては、ちょっと甘すぎてかなり重い!
と感じるのもまた事実です。
多くのフランス菓子は、
砂糖とバターがたっぷり使用されています。
フランスの伝統ケーキはバタークリームを使った
固め甘味の強いものが主流で、
日本で人気のホイップクリームと
ふわふわスポンジの軽い口あたりのケーキとは、
正に対照的な印象を受けます。
では、フランス人は日本風ケーキをどう感じるのでしょう?
知人のパティシエが、自分が働くケーキ屋さんのオーナーに頼まれ
日本風ケーキを試食させたところ、
フランス人の味覚からすれば味がたよりないので
店では売らないと判断されたそうです。
ところが、ネットでその日本風ケーキの注文販売を始めたところ
口コミで広がり注文数は伸び続けているのです。
Pâtisserie Kenta et Akira
URL:http://p-kenta-akira.wix.com/rouen
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受注時に希望を聞くと、
ほとんどが甘さを控えてカロリーを低めにと答えるとか。
近年のダイエット·健康ブームの波にのって
抹茶や胡麻などの素材を使った和風マカロンの注文も多いようです。
そして、一度味や食感に馴染んだお客は
定期的に注文をくれるようになるということでした。
パリにはシフォンケーキの専門店も出来ました。
ふんわりケーキや和素材のお菓子が
フランスのお菓子屋さんの店頭に並ぶのが珍しくなくなる日も
そう遠くないかも知れませんね!