国際化するSUSHIの新しい形
海外で日本食、といえばまずは寿司。
フランスでもこの10年の間に
SUSHI人気は一般にも定着して
日本食レストランは今も増え続けています。
といっても、その9割は外国人経営店で
よくある定番メニューは
キャベツの甘酢づけと薄いお味噌汁、
SUSHIはサーモン中心の握りと簡単な巻(MAKI)、
つけるソースは辛口(醤油)と甘口(照り焼き風ソース)の2種類
というのが多かったりします。
そんな中、クリエイティブで
オシャレな良質SUSHIを提供して店舗を拡大しているのが
宅配店チェーンのSUSHISHOP。
sushi shopは宅配チェーンで
店でも持ち帰りを買ったり食事ができたりします。
日本の寿司の基本を尊重しつつ
新しいコンビネーションや食材
有名シェフとのコラボなどで独自のメニューも開発。
色彩豊かな美しさは、正にフランス風!
現在では、ニューヨーク、ロンドン
ドバイなどに海外支店も広がり、110店舗に成長。
そのうち、日本にも逆輸入で上陸するのではないかと思われます。
http://www.sushishop.fr
また、最近よく見かけるようになったのは
大型スーパー店舗内のSUSHIスタンド。
囲まれたスペースの中には数人のアジア系職人がいて
実演で握られたSUSHIが
次々とパック詰めで棚に並べられいきます。
それまでの超低温冷蔵されたパック売り
(ご飯が固くて、日本人は絶対食べたくない!)
からの大きな進化で買い物客にも好評の様子。
ただし、メニューには海藻巻やクリスピーロール
オニギリ型のスシ・サンドウィッチなんてのもあって
日本人としては、ちょっと複雑な気分。
http://www.sushidaily.com/
とはいえ、「これは日本の正統な寿司ではない!」と意義を唱えても、
もう国際化の波は止められない…。
これを第一歩として、
正統な日本食に目覚めていくフランス人も結構多いようなので、
今後の展開を見守っていきたいですね。