パリで最も有名な日本人
葛飾北斎

富嶽三十六景などで知られる
江戸時代の浮世絵師である葛飾北斎。
  
日本では教科書には勿論掲載され
知らない人はいないという画家。
    
実は、フランスでも知らない人は
殆どいないというくらい有名な画家なのである。
   
更には彼に影響を受けたという
モネなどの画家やガラス工芸家エミールガレなど
フランスには多数存在する。
    
そんな彼のエクスポジションが
あのグランパレで只今好評開催中である。

※グランパレとは1900年にパリ万博の会場として建設された歴史ある建物である。
また、パリコレと言われるパリのファッションウィークでシャネルが
いつもファッションショーを開催したり、クリスチャンディオールや
有名メゾンのエクスポジションも度々開催されるフランス国立グランパレ美術館の事である。

  
写真 2
  
写真 3
    
葛飾北斎展の広告ポスターは
ありとあらゆる地下鉄の駅に掲載され
パリ市民の目にとまっている。
   
また、パリのユニクロでも葛飾北斎のグッズが売られている。
そして、フランスの紅茶メーカーも
葛飾北斎にちなんだお茶と人気の青色の鉄瓶を販売している。
  
写真 1

    
葛飾北斎フィーバーともいうべきか、
とにかくパリは葛飾北斎で盛り上がっているのである。
  
そして、葛飾北斎展の入場待ち時間は
毎日平均2時間と言われていて連日大混雑なのである。
    
数年間工事中で先月ようやくリニューアルオープンした
ピカソ美術館がマレ地区にある。
  
そのピカソ美術館も連日2時間待ちと聞く。
ピカソも葛飾北斎もどちらも同じくらい人気で
極寒の寒い外で2時間待ってでも見てみたいという絵画なのである。
    
その為、今パリでは葛飾北斎展に行くか
ピカソ美術館に行くかという会話をよく耳にする。
   
葛飾北斎展は期間限定で
2015年1月18日までの開催で700店以上の作品が展示されている。
    
また日本未公開の作品まで展示されている。
    
つまり、グランパレ美術館史上最大規模展示なのである。
日本の誇る素晴らしい風景画家が遠いフランスで
高く評価されている事を誇りに思う。

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